チャイコフスキーコンクール(モスクワ)




コンクール参加者が泊まるホテル・モスクワの前の大通り。
大モニターで大勢のロシア人たちがサッカー観戦中。
この15分後にサッカー・ワールドカップ、ロシア対日本戦で日本が勝ち、暴動が起こる。
危機一髪でホテル入り。本当に怖かった・・・・・。



声楽部門の参加者全員(男性部門38人、女性部門42人、計80人)で演奏順番のくじ引き。
私は69番。



モスクワ音楽院の練習室の窓から見える音楽院入り口



モスクワ音楽院の練習室にて。ビックリの古さ。
壁の電話に注目!?



チャイコフスキー像の前で



声楽部門の舞台。1次予選。
と〜〜〜ってもひろいホール。



セミファイナルの演奏を終え、ホールのロビーにて。

小さいころからピアノをやってきて人生で1度はピアニストとして参加してみたいと思っていたチャイコフスキーコンクール。まさか自分がピアノ部門ではなく声楽部門で出場することになろうとは・・・・・。
この第12回チャイコフスキーコンクールからコンクール参加の申し込みの際に自分の演奏テープを送らなければならないという規定になり、テープ演奏による予備審査が導入され、誰でも参加出来なくなった為ほとんど参加をあきらめていたのですが、なんとテープ審査に受かり、本当にモスクワへ行く事に。
課題に入っているチャイコフスキーの歌曲やアリアは勿論ロシア語で歌わなければならないので、ワイマールのロシア人声楽科の友達2名にロシア語の発音など様々な事を1から伝授してもらいなんとか歌えるようになり、いざモスクワへ。
人生2度目のコンクールがチャイコフスキーコンクールという無謀なチャレンジ。いきなりモスクワ入りしたその日にサッカー・ワールドカップ、ロシア対日本 の日本の勝利によりモスクワで暴動が起こり、街中のいたるところに炎があがり、ガラスが割られ・・・・。あまりの恐ろしさに2・3日はホテルから1歩も出られず。
そんな中1次予選をむかえ、あんなに緊張した事はないっ!というくらい緊張し、舞台に出る直前まで足がガクガク震え、それでも広い舞台へ。なんとか歌い終えた。結果1次予選通過!セミファイナルに進んだ。
セミファイナルに進んだのは私と中国人(ソプラノ)以外は全員ロシア系(ロシア人やウクライナ人など)という、なんともロシア色の強いコンクールでした。(ベルリン在住のロシア人のピアノの先生曰く、「チャイコフスキーコンクールはロシア人のためのコンクールである。」だそうで・・・・。)
残念ながら本選出場6名には残れず・・・・・。でも自分ではここまで来れただけでもビックリ(笑)だったので、後日モスクワ観光をして飛行機でベルリンに帰った。
本当にいろんな意味でいい経験をさせてもらいました。
2002年 6月 モスクワ








なんと王様!














ヴォルフガング・リーム作曲、オペラ”メキシコの征服”のアステカの王(!)Montezuma役。
ベルリン芸術大学にてゲスト出演。ソプラノが王様役(男性の役)というめずらしいオペラ。
体中銀色に塗られています(笑)。毎回メークが大変でした・・・・・。メイクさんも銀粉まみれ!
(公演後のメイク落としも大変!)           衣装がスカートのように見えますが袴です(笑)。
2003年 6月 ベルリン


 
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